「屑(くず)」でございます。♪ム〜〜ンライ・・♪の「くず」ではございません。
アンジーの水戸さん、レピッシュの恭一っつあん、ドミンゴス(・・だったかな？)の吉田一休さんのトリオ漫才・・じゃなくて、フォークトリオ？なんだべ？
そうなんです、なんの予備知識も無いまま行ってきました、ライブ。友達からアルバム「可燃物」のテープを頂き予習した限りでは、うん、ちょっとお茶目で切ないフォークグループ、かな？青森なので、盛岡からは、もちドライブ。夜勤明けの朝10時、東京から来た友達と合流し、ひと休みして、いざ青森！本ライブ前に、どこぞでストリートライブをやるらしいとのことで、昼12時に我が家を出発。閑散とした東北自動車道を北へ北へ。初めっから終点まで、山山山・・紅葉紅葉紅葉(前田前田前田)・・雨曇りドシャブリ雨ドシャブリ・・。
青森インターに着いてもまだ山、紅葉、そしてやはり雨であった。それでもだいぶ小降りになっていて、なんとか傘無しで済みそう。移転したという青森1/3は、海の近く、アスパムのすぐ近くでした。場所を確認して、さあ腹ごしらえ。駅前通りの、なんだっけな、ホタテをプッシュしている小さな大衆食堂に入ると、たくさんの芸能人のサインの中に、ハイロウズのサインがあった。わおっ！
で、まずストリートライブ。
雨で閑散とした青森、さあどこでやるんだい？とライブハウス前で待っていると、「5時半から駅前でやりま〜す」とスタッフ兄さん。「駅前〜〜〜！？」駅前でしばらく待っていたのですが、寒い！！この寒さを知っているのか？ベテランフォークトリオのお三方。
5時半を少し過ぎた頃、来ました、白いワゴン車が。降りてきたメンバーは・・・短パン。チッ、舐めてるぜ、青森の寒さを。案の定、降りてきた瞬間に飛ぶ跳ねだすメンバー。「僕がこんなに飛び跳ねてるのはぁ〜！決してノリノリなわけではなくぅ〜！寒いんだぁ〜〜！！」と水戸ちゃん。演奏の方もひっちゃかめっちゃかに飛び跳ねる水戸ちゃん、恭一のソロも奪い取る水戸ちゃん、若さ故か、案外平気そうな一休さん。青森放送の生番組のカメラも入っていたんですが、どういう放送になったんでしょうか、ハチャメチャでした。ドドーーッと3、4曲演奏して、逃げるようにワゴン車に駆け込む三人。お捻り(とでもいいましょうか)を貰う余裕もなく退散。一番にワゴン車に向かった恭一さんは、隣りに停めてあった赤の他人のワゴン車のドアをガガガッと開けようとしていたそうな。(似たようなワゴン車がピッタリ隣りに停まってたんだな、コレが)ワタシの友達だけが目撃していたと思われます。ビックリしただろうなあ〜、そのワゴン車の中にいた人。頭にバンダナ巻いて、夜なのに黒サングラスをかけて、ちょっと年取ってそうなのに短パンな野郎が、自分の車のドアをガチャガチャやってたら・・恐いっつうの。ぷぷぷ。そんなストリートライブの後、本ライブです。
場内に入ると、椅子が並べてあった。椅子はもういっぱいで、後ろに立つ。旧1/3より狭いかな〜、同じくらいかな？さあて、どんなライブになるんでしょうか。
ほどなくして、メンバー登場。みんな頭にバンダナ？だったかな？恭一は、四角い黒縁のメガネに・・魚屋のおっちゃんのような前掛け(？)をしておった。
オープニング曲は「屑のテーマ」だったのかな？♪ジャガジャガ、ジャガジャガ、ジャガジャガ、ジャガジャガ、ジャガジャガ、ジャガジャガ、ジャン。くず！！♪と空手風振り付け。な・・そうか、コミックバンドか！！そして水戸ちゃんのマシンガントーク。やはりコミックバンドなのか！！
何曲か歌った後、「今日は椅子を入れてみたんだが、なんかなあ・・」という水戸ちゃん。「椅子よけちゃえ」とかなんとか言った恭一の一言で、ガラガラと席を立ち椅子を脇に片づけ出す客。「お〜〜、客が働いてるぞ」と嬉しそうな水戸さん。一気に視界がゼロになったチビなワタシ、「おいおい、見えねぇよ」と最初はちょっとムッとしつつ、それならばと前へ前へ。脇から前へ前へ。恭一側のチョー脇の方に陣取る。お〜、恭一は草履だべさ。いや〜、とにかく水戸さんのマシンガントークがオモシロイのなんの。そして、笑い屋吉田一休。無言のツッコミ杉本さん。「くず」よりオモシロイぞ「屑」。勝ってるぞこれは。
青森ライブに行った人にしかわかんないと思いますが、「あーー！！」の喜怒哀楽活用トークが最高でした。その中でも「怒」の「飲み屋で大学生に絡まれ、最初は大人なので適当にあしらっていたが、ついにキレた時の、あ”ぁーーーー！！！！(怒)」そして、「楽」の「子供が、家族とピクニックかなんかに行って」・・・え〜〜っと、なんだっけ？忘れたけど、子供がチョー楽しくなって奇声を上げたときの「あ’ぁーーーー！！！！(楽)」・・・・が、最高に笑いました。
あと、必死にコール＆レスポンス(？)をさせようとする水戸さん。「”フーッフー！”って言え〜！」が「”ポーッポー！(馬場風)”って言え〜！」になったり、「”バカヤロー！(猪木風)”・・あ、ライバルを出してしまった」って言ってみたり、アンタも好きね〜とカトちゃん風に思った私であった。そんなこたぁいいんだけど。なんでしょう、全然音楽の話が出てませんが、まあ、あまりにも水戸さんのトークがおもしろくて、ねえ。
恭一はもちろんアコースティックギターなのですが、いい音出しますね〜。やっぱ、アコースティックっていいかもね。電気は通さずに出る音はいいですね。耳に優しい音は良い。
歌詞は水戸さんの歌詞なんだろうか。結構かなり真面目、まっしぐら、一生懸命。名古屋、大阪、福岡は、今月末に廻るみたいなので、チラッと覗いてみるのも悪くないかも。楽しいです。
そして蛇足ですが、「時の徘徊」を思い出しました。時の徘徊のライブ行きてーーなあ。